素人が商業出版するためのリアルな方法 知研関西

駒井俊雄
昨日は知的生産の技術研究会・関西セミナー。
株式会社クリエート・バリュー代表取締役 駒井俊雄氏「素人が商業出版するためのリアな方法」-『「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語』出版秘話ーというタイトルで話をしてもらいました。
「うちの事業部が身売りされるらしい! 」
「ひょっとすると廃業もあるそうだ! 」
タイガーや象印に負け続け万年3位だったステンレス製魔法瓶の「サーモス」が、負け犬集団を脱して、ついには常勝軍団になっていく過程を描いた実話に基づいた小説です。初版は4千部で現在、増刷がかかりよく売れています。
リアル下町ロケットの内容になっていますが、本を出すまでには数々の困難がありました。そんな出版秘話を楽しくお話しいただきました。
■出版の種類
出版には商業出版、自費出版、共同出版があり、最近多いのが共同出版。出版社と著者の双方が出版費用を負担する形でブランディング出版、アライアンス出版と営業してくる場合があります。ただ共同出版で最初の本を出してしまうと、次に商業出版を出そうとすると共同出版でないと本が出せない著者と見られがちでハードルがあがります。
■売れる本を出すためには
1.力のある出版社を選ぶ
出版エージェント経由で出版社にアプローチしたとことろ3社からオファーがあり、ぱる出版に決定。営業が本屋に強く、平積みなど
本屋で目立つようにしてくれた。
2.日経に広告が出た
相場では350万円ほどの大きな広告を、出版社が出してくれたためアマゾンのいろいろなカテゴリーで1位となり、2週間売切になってしまった。
3.手書きPOPを作り書店巡り
ベストセラーを出している作家も皆さんやっており、北海道から九州まで経費はかかったが書店巡りをした。

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